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😫 シェープファイルの
つらみ

25年以上使われ続けるフォーマットの詳細

GIS業界の事実上の標準フォーマット
技術仕様と実務で遭遇する事例を解説

📚 シェープファイルとは

📋基本情報

  • 開発元:ESRI社(ArcGISの開発元)
  • 公開年:1998年(25年以上前)
  • 形式:ベクター形式の地理空間データ
  • 特徴:複数ファイルで1つのデータを構成

🌍 普及状況

  • ✨ GIS業界で最も広く使われているフォーマット
  • 🏛️ 行政オープンデータの配布形式として主流
  • 💻 ほぼ全てのGISソフトウェアがサポート
  • 🗾 国土数値情報、e-Statなどで採用

🧩 ファイル構成(必須)

📁必須ファイル(3つセット)

.shp
図形の情報
(ジオメトリ)
.shx
図形の
インデックス
.dbf
属性データ
(dBASE IV)

⚠️ この3つが揃わないと機能しない

🧩 ファイル構成(任意)

📎任意だが重要なファイル

.prj
座標参照系
(CRS)定義
.cpg
文字コード
情報
.sbn/.sbx
空間
インデックス

📁 必須ファイルの説明(1/3)

🗺️.shp

図形の情報を格納する主なファイル

📁 必須ファイルの説明(2/3)

🔍.shx

図形のインデックス情報を格納するファイル

📁 必須ファイルの説明(3/3)

📊.dbf

図形の属性情報を格納するテーブル

💡 よくある例(1/5)

📁.shpだけ渡される

「これ、シェープファイルです」
→ .shpだけでは開けない!

正しい共有方法

  • .shp + .shx + .dbf の3つを用意
  • .prjファイルも必ず含める
  • ZIPで圧縮して1つのファイルに

💡 よくある例(2/5)

📧1ファイルずつ送信

「添付ファイルが多すぎます」
→ 受信時に一部欠けてしまう

推奨方法

  • 全ファイルをZIPで圧縮
  • 1つのZIPとして共有
  • 大容量はファイル転送サービス利用

💡 よくある例(3/5)

座標系が不明

.prjなし、ドキュメントにも記載なし
→ 地図上の位置が合わない

対処法

  • .prjファイルを必ず含める
  • READMEに座標系を明記
  • 配布時は座標系情報を必須に

💡 よくある例(4/5)

🔤ファイル名が不統一

data.shp, 境界.shx, temp.dbf
→ ファイル名が一致せず開けない

正しい命名規則

  • 全ファイルを同じベース名に統一
  • 例:city.shp, city.shx, city.dbf
  • 日本語ファイル名は避ける

💡 よくある例(5/5)

🈚文字化けが発生

データ統合したら文字化け
→ UTF-8とShift_JISが混在

文字コード管理

  • .cpgで文字コードを明示
  • 組織内で文字コードを統一
  • GDALやQGISで変換可能

🔄 代替フォーマット

📦GeoPackage (.gpkg) 推奨

  • 1ファイルで完結、複数レイヤー対応
  • 属性名・ファイルサイズ制限なし
  • QGIS、ArcGIS Pro等で利用可能

🌐GeoJSON

  • テキスト形式、Web向け
  • 軽量・可読性高い
  • 大容量データには不向き

🗄️PostGIS

  • データベース型
  • 大規模・複数ユーザー対応
  • サーバー構築が必要

� まとめ

シェープファイル活用のポイント

  • 必須3ファイルは必ずセットで
  • .prjファイルで座標系を明示
  • 文字コードは統一(UTF-8推奨)
  • フィールド名は分かりやすく
  • ZIPで圧縮して共有

今後の方向性

用途に応じてGeoPackageGeoJSONなど
現代的なフォーマットも検討しましょう